2016.11.18
「おいしい東北パッケージデザイン展2016」の応募作品624点の中から、厳正な審査の結果、以下のとおり受賞作品が決定いたしました。
来る11月23日(水・祝)、ホテル法華クラブ仙台において表彰式を開催いたします。
→ 東北経済産業局の報道発表はこちら
→ 2016/11/23(水・祝)〜27(日)受賞・入選作品展を仙台で開催(詳細はこちら)
→ 2017/1/4(水)〜31(火)グランプリ・優秀賞10作品を仙台合同庁舎B棟1Fで展示(地図はこちら)
→ 2017/3/3(金)〜31(金)受賞・入選作品展を東京で開催(詳細はこちら)
審査概要
応募総数:510名(一般176名/学生334名)/ 624 点(一般260点/学生364点)
入選総数:191名(一般95名/学生96名)/ 215 点(一般116点/学生99点)
審査委員:加藤芳夫(公益社団法人日本パッケージデザイン協会 理事長/審査委員長)
梅原 真(デザイナー)
左合ひとみ(グラフィックデザイナー)
日原広一(宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科 教授)
福島 治(グラフィックデザイナー)
参加企業等関係者および主催者
グランプリ(岩手県知事賞)
岩手:「ポケット ドライ ライス(ポケドラ)(仮)」株式会社水沢米菓
菅 渉宇
Sho Suga[東京/一般]
スガデザイン/だいふく
●デザインコンセプト:アウトドア、非常食、海外へのお土産、この3つのポイントを軸にデザインしました。20代~40代のアウトドア好きをメインターゲットに、販売する場所は食料品店や百貨店などよりもアウトドア用品店や東急ハンズなどの雑貨店、セレクトショップなどに置かれることを想定しています。また炊飯の経験が少ない人でも手軽においしいご飯を食べることができるこの商品は、外国人観光客のお土産としての需要も期待できます。立方体の形状は、非常食として備蓄するニーズをふまえ、省スペース、衝撃への強度、安定性を考慮しています。また箱の一面を使い、ポケットライスを使ったアイデアレシピの提案や食べ方の解説など、面ごとに異なる内容の情報をわかりやすく記載することも可能です。老若男女、国を問わず、手にとっていただけるパッケージデザインを目指しました。
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優秀賞(東北経済産業局長賞)
宮城:「漁師赤間謹製 しおがまの藻塩 宮城の香り藻塩9種類」株式会社シーフーズあかま
山内 渉
Ayumi Yamauchi[宮城/学生]
専門学校日本デザイナー芸術学院 仙台校
●デザインコンセプト:20代~40代の女性をターゲットにしたシンプルできれいめなデザインにしました。テーマは「素材を生かすデザイン」です。全体的なパッケージを、各種類の塩の色を引き立たせるために白を貴重としたデザインにし、塩の繊細な味を正面の切り抜きで表現しました。抜いた部分は各種類の特徴的な食材をイメージし、中の小瓶のラベルの色を見せるようにしました。箱の角を丸くすることで女性らしく柔らかな印象を与えます。そして各種類を表す色をデザインし、塩の結晶をイメージして全体を見た時にちらりと見える可愛らしさをデザインしました。「海と里を繋ぐ香り塩 」というキャッチコピーを見た人に印象付けるため、正面にシンプルに文字のみを配置しました。中の小瓶には、海をイメージさせるように水彩で各種類の色を表現しました。本品を10~15gで買いやすく使いやすいくしたい、ということで1つずつを手軽なサイズでデザインしました。
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優秀賞(東北農政局長賞)
宮城:「酪農家の手作りヨーグルト」株式会社ゼルコバドリーム
主濱景子
Keiko Shuhama[東京/一般]
川口印刷工業株式会社
●デザインコンセプト:商品名は社名が伝わり、今後のストーリー展開へつながるように「ゼルコバの森の手作りヨーグルト」としました。コピーは、新鮮な生乳からできたヨーグルトのシズルと、牛が育った背景から「蔵王の雪のような口どけ」とし、商品の特徴を強調しました。蔵王という地名は、商品購入のきっかけになり、ブルガリアのヨーグルトのような、ブランド力と豊かな自然と商品のマッチングが味への期待にもつながると考え、表現を変え使用しています。デザインは、南仏のタイルや布、食器などで用いられる緑と黄の2色。陶器のタイルのイメージで、ケヤキの木と葉、草原の草花、蔵王を連想する雪の結晶、牛とで牧歌的風景を表し、ギフトなどで、受け取って嬉しくなるデザインを目指しました。また、ギフト箱のふたと箱裏の牛の模様を、遊び心でハートマークにしました。企業理念の「牛の顔、人の顔が見える製品作り」というコンセプトから、牛への愛情と讃美を表現しました。
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優秀賞(青森県知事賞)
青森:「イカメンチ揚げ」株式会社丸石沼田商店
阿部拓也
Takuya Abe[宮城/一般]
凸版印刷株式会社
●デザインコンセプト:「イカメンチ揚げ」は、青森県民であれば誰もが知っている青森のソウルフードです。そのことを強く訴求するために、イカのイラストレーションや切り文字風のタイポグラフィを使って、親和性がありつつもインパクトのあるビジュアルにしました。デザインは4種類作り、イカの表情やセリフ、キャッチコピーをそれぞれ変え、店頭で並んだときに購買者の興味を引き、思わず手に取りたくなるような仕掛けとなっています。商品価格が安価なため、パッケージは2色(赤+黒)印刷とし、コストを抑えています。地元らしさ・手作り感を出すために、クラフト紙に印刷します。青森の手軽なお土産品として親しまれる存在となってもらえるようなデザインにしました。
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優秀賞(宮城県知事賞)
宮城:「伊達茶(煎茶・玄米茶)」株式会社矢部園茶舗
河野久美子
Kumiko Kono[東京/一般]
DICカラーデザイン株式会社
●デザインコンセプト:最北限のお茶の産地が東北の塩竈・桃生であるという特徴を、消費者に一目で理解してもらうことを一番に考えました。桃生という地名が、とてもかわいらしく魅力的だが読み方が難しく覚えづらいと感じたため、茶と桃を組み合わせたインパクトのあるロゴで、「東北の寒いところにも桃のマークのおいしいお茶の産地がある」というきっかけから認知度を上げていこうと考えました。東北の厳しい寒さ、北上川の包み込むような霧を水色のパッケージで表現し、クリーム色の巻紙はお茶の風味や塩竈の土地の素朴さを表現しています。水色、黒、クリーム色のシンプルな配色で、凛とした中にも優しさや温かさを感じるデザインに仕上げました。
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優秀賞(秋田県知事賞)
秋田:「プレミアム生もろこし(金粉入り)」株式会社唐土庵いさみや
高橋真一
Shinichi Takahashi[愛知/一般]
株式会社オフィスオフサイド
●デザインコンセプト:まず初めに、高級で壊れやすい繊細なお菓子だからこそ、お客様が開封するまでしっかりと商品を保護できるパッケージにする必要があると思いました。また、厳選された素材でこだわり抜かれて作られた商品であることから、全体的に無駄を省き、洗練されたイメージが感じられるパッケージにしたいと考えました。小豆の最も良い部分のみを使用していることを伝わりやすくするため、商品名に「吟醸」という言葉を使用。商品ロゴには原材料である小豆をあしらい、とても丁寧に、大切に作られる様子を表現しています。ゆったりとしたレイアウトで上質で心地良い空気感を醸し出し、外装には商品をイメージさせる紙質を採用、生もろこしの最重要工程は「型抜き」であることにちなんで、商品形状のエンボス加工を施し、繊細さを表現しています。内側の箱は側面を二重にし、しっかりと商品を保護できる強度を持たせます。
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優秀賞(山形県知事賞)
山形:「サクランボパスタ」有限会社玉谷製麺所
永嶋邦子
Kuniko Nagashima[東京/一般]
株式会社テイ・デイ・エス
●デザインコンセプト:中身の商品に目がいくよう、白ベースの紙に商品のサクランボの形を丸で抜き、シンプルなビジュアルに。また、パッケージ自体でもサクランボのシルエットがわかるようデザインしました。表裏で抜いた窓の部分を折って側面に使用し、斜めから見ると二つのサクランボがぶら下がって見えるようにしました。山形の名産品を使用したパスタということで、お土産で購入する方が多いかと思います。そのため通常仕様の食品パッケージより少しパッケージが凝ったものが商品の販売促進にもつながると思い、サクランボの枝のような紙ワイヤーのひもを、パッケージの留めおよびアクセント、持ち手にもなるよう使用しました。サクランボのかわいさが伝わると嬉しいです。
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優秀賞(福島県知事賞)
福島:「ハーブ酒」笹正宗酒造株式会社
山里美紀子
Mikiko Yamazato[沖縄/一般]
株式会社パムローカルメディア
●デザインコンセプト:ハーブの植物のシルエットをイラストレーションで表現し、ナチュラルなイメージに仕上げました。ターゲットである女性が好みそうなデザインを心がけ、植物のシルエットをパターンで配置し、パッケージに刺繍を施したような優しく柔らかいデザインにしました。また、瓶や外箱もスッとしたスマートな細身の形にし、見た目にも美しく、女性が女子会などでお洒落に楽しく飲んでいただけるようにしました。お土産としても喜ばれるような、かわいらしいパッケージにしました。今後、シリーズ化することをふまえ、商品の配色は青を基調とし、シリーズによって基調とするカラーを変えていくイメージで制作しました。
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優秀賞(東北経済連合会長賞)
岩手:「南部せんべい詰合せ」有限会社志賀煎餅
高橋純也
Junya Takahashi[岩手/一般]
ネモグラフィック
●デザインコンセプト:商品のアピールポイントである「南部小麦100%使用」を小麦のシルエットと組み合わせて図案化し、シンプルなデザインにすることで、商品の特徴を分かりやすく表現しました。内袋は、イラストレーションと素材をイメージした色の面積を大きく扱うことで、視覚から種類の違いを分かりやすく表現。イラストレーションを手書き風にすることで古くて新しい、素朴で上品な南部煎餅をイメージして製作しました。外箱はキューブ型風の形でコンパクトにし、お土産として取り回しのよいサイズに。また、内袋と同じ手書き風イラストレーションで素朴さと上品さを表現し、イラストレーションをランダムに配置することで詰め合わせのバラエティー感とにぎやかさを出し、ターゲットである若い世代に向けたデザインを目指しました。
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優秀賞(日刊工業新聞社東北・北海道総局長賞)
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
釣瓶昂右
Kosuke Tsurube[神奈川/学生]
多摩美術大学
●デザインコンセプト:気仙沼大島の椿油を世界に発信していく上で、まず「日本であること」を重要視し、全体として日の丸に感じさせるような「ひとつの椿」をアイキャッチとしたデザインです。曲線で構成されたフォルムには島で育ったという穏和感と、ジャパンブランドとしての堂々とした佇まいを表現しました。ロゴタイプには花の凛とした繊細さと高級感、信頼性をシャープな印象で与えています。「油」という言葉をなくした「純椿」というネーミングには、天然無調整であり、本来の椿そのものが真っ先に思い浮かぶような感覚を伝えています。ボトルはガラス製で高級感を演出し、中身の色彩を生かしたシンプルなデザインとしました。
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奨励賞
青森:「イカメンチ揚げ」株式会社丸石沼田商店
足立瑳良
Sara Adachi[北海道/学生]
札幌市立大学 デザイン学部 デザイン学科 空間デザインコース 4年
●デザインコンセプト:多数あるイカメンチとの差別化を図り、同社の製品を観光客だけではなく、地元の方々にも買ってもらえるようなデザインを目指した。ロゴをイカの胴体に見立てた、インパクトのある絵を中心に配置することで、店頭でのアイキャッチとブランドのアピールの両方を狙う。また、イカの左右に波をあしらうことで、太平洋と日本海に囲まれた青森を表現した。さらに本製品のイメージに合わせ、方言での表記や素朴なフォント、風合いを生かした紙を使用した。ご提案として、フードパック型のパッケージも考えた。スーパーや道の駅などで販売することで、揚げたてを手軽に味わってもらうことができ、それにより冷蔵商品の売り上げも上がるのではないかと考える。
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奨励賞
青森:「イカメンチ揚げ」株式会社丸石沼田商店
小野貴人
Takahito Ono[宮城/一般]
高速シーパック株式会社
●デザインコンセプト:郷土料理の根強さを表現。津軽地区伝統の味を全国に発信していけるようにと手軽さやメッセージ性の強いパッケージに構成。知名度の高い“青森・津軽”をタイトルに加え、「イガメンチ」と津軽なまりをさりげなく採用。真空した商品を中央から見せ、シズル感を強調。見た目のインパクトや話題性のあるデザインに仕上げました。「イガ」の字体はイカのゲソや胴体をイメージし、生き生きとした感じを文字に込めました。商品を真空し、パッケージに封入するだけと作業効率をも考慮した作品に。
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奨励賞
岩手:「南部せんべい詰合せ」有限会社志賀煎餅
大石亮子
Ryoko Oishi[岩手/一般]
川口印刷工業株式会社 営業本部
●デザインコンセプト:志賀煎餅は日本一の漆の産地である岩手県二戸市にあります。南部小麦100%を使用する志賀煎餅のこだわりは、漆と同様「シンプルで上質」な魅力を持っています。パッケージの色は漆のつややかな赤。共通する特徴を表現しました。側面の窓からのぞく絵柄は、南部煎餅の焼き型の模様です。背景色は南部小麦の色を想像させる淡い黄色を使いました。「南部せんべい玉手箱」という商品名は、ひもを解いて開けた時に、さまざまな味の煎餅を楽しむことができる期待感や、箱いっぱいに煎餅が詰め込まれている豪華さを表しています。箱の側面やラベルシールに使用しているカラフルな色は、中袋の味の色と合わせました。箱をラベルシールで留めることで、包装紙を必要としない仕様にしました。志賀煎餅のこだわりを伝えるしおりも制作しています。
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奨励賞
岩手:「南部せんべい詰合せ」有限会社志賀煎餅
佐野祐介
Yusuke Sano[東京/一般]
insist graphic
●デザインコンセプト:デザインコンセプトは「温故知新」。600年以上も受け継がれてきた伝統の技と味を、未来へ伝えていくという思いがあります。そのため、現代にマッチする味のバリエーションなどが増えてゆく中で、どのようなパッケージで伝統と進化を表現するのかがポイントになります。グラフィックソリューションとして、外箱は、「岩手の恵みがつまった南部煎餅」という地域と質が共に伝わるように、温故知新という純粋な日本の精神を高級感ある白の紙で表現しました。個装パッケージは、記載情報を整理し、消費者に「伝統の南部煎餅」を記憶してもらいやすいよう、それぞれの各味を伝統的なパターンからイメージする、シンプルなデザインで構成しています。老人から若者まで、そして英文を使用することで外人旅行者まで受け入れやすいデザインとしました。
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奨励賞
岩手:「ポケット ドライ ライス(ポケドラ)(仮)」株式会社水沢米菓
佐藤健一
Kenichi Sato[山形/一般]
進和ラベル印刷株式会社
●デザインコンセプト:制約である変更不可な内袋(アルミ)を生かして、お米の艶やかさと銀シャリの輝きを、「銀」の文字で抜いた窓を設けてアルミ袋の地の銀をあえて見せることで、大胆かつ印象的に表現しました。制約を逆手にとり、米のおいしさをイメージさせるインパクトのあるデザインです。商品名は「銀シャリ」とし、炊飯せずともいつでもどこでも炊きたてのようなキラキラ輝くおいしいお米が食べられる、時と場所に左右されずいつでも銀シャリが味わえる、という思いをストレートに表現しています。その上で、昔ながらの呼び方で米どころである岩手県と稲作に関わりの深い地域性も表しています。また、銀シャリという日本独特の呼び名が聞き慣れない、若い層や外国人(海外)へ向けての販売も視野に入れたネーミングです。さらに、「銀」の文字をロゴとして、化粧箱や包装紙、ラベルなどそれぞれに展開することで、銀のロゴによるブランディング展開も考慮しました。
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奨励賞
岩手:「ポケット ドライ ライス(ポケドラ)(仮)」株式会社水沢米菓
牧野沙紀
Saki Makino[岩手/一般]
川口印刷工業株式会社 企画部
●デザインコンセプト:日常生活の数々の場面で改めて米飯による料理の楽しさを手軽に伝えられることから、「どこでも、楽しく、楽々ご飯」をコンセプトとし、商品名も新たに「楽らく飯」と名付けました。メインビジュアルをお椀に入った俯瞰のご飯を背景に、家庭の温かみを感じさせる赤色の商品名を配置し、インパクトを出しました。箱の中を開くとさらに横からのご飯のビジュアル、展開すればイラストレーション付きの用途説明があり、開けても空けてもワクワクするデザインにしました。箱だけでリーフレットの役割も果たす手軽さも意識しました。形状は日常向けの商品を意識し、保存食としても収納しやすく、積み重ねやすいシンプルな箱型を使用しました。さらに、内袋に商品について記載した紙を巻くことで、1袋のみ持ち歩く場面でも、何が入っているか分かるようにしました。
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奨励賞
宮城:「酪農家の手作りヨーグルト」株式会社ゼルコバドリーム
菅原良太
Ryota Sugahara[東京/一般]
nakajima takahisa design
●デザインコンセプト:プロヴァンス地方を感じるパッケージをイメージし、こだわりのある商品の味わいや清潔感を出すため、白と青を基調にシンプルで上品なデザインにしました。商品名に「村上牧場」を入れ、どこの牧場で作ったのかを強調し、商品の認知向上を図りました。ボトルパッケージは、宮城の県木であり、社名にも入っている「欅」の葉を模したタグを付け、商品の独自性を高めました。季節の変化に応じて、タグの色を変えることで蔵王の四季を感じる仕様にしました。ギフトケースには「個入」の表記はせず、側面に配した牛のアイコンで個数が分かる仕様にしました。蔵王の代表商品になってほしいとの願いから「FROM MIYAGI ZAO」の表記を残し、ギフトケースには蔵王連峰のイラストレーションを配し地域性を出しました。リニューアルパッケージを機に蔵王といえば村上牧場の手作りヨーグルトと言われる商品になってほしいです。
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奨励賞
宮城:「漁師赤間謹製 しおがまの藻塩 宮城の香り藻塩9種類」株式会社シーフーズあかま
貝塚珠季
Tamaki Kaizuka[東京/一般]
凸版印刷株式会社 TICマーケティング本部 商品企画部
●デザインコンセプト:9種の藻塩をまとめて食卓に置く上で、最もそれにふさわしい形を考えた。一気に振り掛けるというよりも、小さな匙で少しずつ皿に盛り、少しずつ味わってもらいたい。そんな思いから、階層で部屋が分かれる円柱型の容器に至った。普段は縦積みでスタイリッシュに保管できるが、それぞれの部屋は分離できるので、並べて一度に何種類もの藻塩を食べ比べることも可能だ。包む紙袋は、透明感のあるワックスペーパーを起用。アカモクの海藻を抽象化した模様とマークをあしらい、店頭で目立たせるため、カラータグを付けた。
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奨励賞
宮城:「漁師赤間謹製 しおがまの藻塩 宮城の香り藻塩9種類」株式会社シーフーズあかま
森 詩織
Shiori Mori[神奈川/学生]
東京造形大学 デザイン学科 2年
●デザインコンセプト:塩竈の空気感が感じられるパッケージを目指して製作した。ヒアリングシートに「海と里をつなぐ塩」とあったので、波と山を全てのラベルに入れるとともに、中の紙をテクスチャーのあるものを使って、雰囲気を出した。ロゴを明朝体できれいな印象にしつつ、藻の草冠をアカモクをイメージしたシェイプにした。もともとのパッケージの雰囲気からかけ離れないようにすることを考え、前パッケージにもあった廣の文字を封に入れたり、イラストレーションで柔らかな印象を出したりした。セットにして見た時にラベルの違いと、瓶の透明なところから中身が見え、それぞれの味の違いがわかるように意識した。ヘルシーさを出すこと、女性をターゲットとしていることを踏まえ、シンプルな箱の形を考えた。食べ比べの時に見やすいようリーフレットも作成した。
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奨励賞
宮城:「伊達茶(煎茶・玄米茶)」株式会社矢部園茶舗
安藤萌香
Moeka Ando[東京/一般]
株式会社クーヘン
●デザインコンセプト:「伊達茶」という特徴的な商品名を受けて、伊達政宗の月の兜の形を今回のデザインの中心に置きました。こちらは本体パッケージにはもちろん、中身のティーバックの形にも使用しています。製造者は昭和9年に創業された老舗のお茶屋さんということでデザインは飾り罫などを使用した重みのあるデザインにしています。この商品は東北の地という厳しい環境の中で育てられた一部では「幻のお茶」と呼ばれている希少価値が高い茶葉を使用しているということで、キーカラーを黒、金、銀にして高級感を出しました。ターゲットは若い女性ということで気軽に飲みやすいよう、ティーバックとして提案させていただきました。ティーバックの形や、パッケージに飾りや遊びを加えて、手元に飾っておきたくなるような、またSNSに投稿したくなるようなお洒落なパッケージを目指しました。2つセットの箱には「霧」を連想させる雲の形をあしらった帯を巻いています。
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奨励賞
宮城:「伊達茶(煎茶・玄米茶)」株式会社矢部園茶舗
佐藤健一
Kenichi Sato[北海道/一般]
AMAYADORI
●デザインコンセプト:商品名に「塩竈」を明記することで、まずは「塩竈ってどこ?」「そもそもなんて読むの?」という興味を抱かせます。それにより「伊達茶」という商品名を立たせることもできます。包み紙の「茶」の部分が丸く切り抜かれていることで、視覚的にもアクセントになりますが、実はこれ、お茶が入っているクラフト紙に、この伊達茶の特徴、知ってほしい情報の一文が書かれていて、その文の最後の1文字でもあります。包み紙をあえて薄い紙にすることで、少しだけその文字が透けているのもポイント。思わず店頭で手に取ってしまう、そして、中の一文を読みたくなってしまう、最終的にはこのお茶を飲みたくなってしまうパッケージです。
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奨励賞
秋田:「プレミアム生もろこし(金粉入り)」株式会社唐土庵いさみや
福島美帆
Miho Fukushima[神奈川/学生]
東京造形大学 造形学部 グラフィックデザイン専攻 2年
●デザインコンセプト:私がこの作品に込めたデザインコンセプトは優しい高級感です。パッと見た感じは白と黒で構成されたデザインにしてありますが、どちらも和風や温かみを意識して素材を選択しています。外観はシンプルにまとめてありますが、中を見てみると花が開くように展開される箱の中に桜の花びらが舞っている様子や金の文字など、静かな夜に舞う優しく美しい桜の情景をイメージして作りました。また個包装用のラベルも別に作成しているので5個セットのパッケージとの統一感もあり、商品を購入する方にも分かりやすいよう配慮しました。
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奨励賞
山形:「サクランボパスタ」有限会社玉谷製麺所
有佐真夏
Madoka Arisa[東京/学生]
多摩美術大学 大学院 美術研究学科 1年
●デザインコンセプト:「サクランボパスタ」の魅力は材料のこだわりもそうですが、パスタの形であると考え、それが伝わるデザインにしました。パスタを1つに絞り、形を大きく見せることで、遠目でもパスタの形が伝わるようにしています。過度に装飾的にするよりもシンプルにすることで、よりパスタ自体の「かわいさ」が伝わり、この商品に続くパスタのバリエーション展開にも生かされるようにしました。左上の緑のラベルは、山形の月山をイメージして作りました。
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奨励賞
山形:「サクランボパスタ」有限会社玉谷製麺所
日野薫子
Yukiko Hino[新潟/学生]
長岡造形大学 視覚デザイン学科 3年
●デザインコンセプト:サクランボパスタの特徴はかわいらしい見た目と色だと思ったので、中身が見えるようサクランボの形の窓を作りました。パッケージはサクランボのピンクが目立つよう薄い黄色にして、20代~60代の幅広い年齢層の女性にも気に入っていただけるような見た目にしました。また、パスタを守るためとインパクト性を考え、ピローボックスを採用しました。サクランポパスタのシリーズ化も検討しているとのことなので、パッケージはそのままに、サクランボの種類はシールで変更できるようになっています。
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奨励賞
福島:「ハーブ酒」笹正宗酒造株式会社
大原菜桜子
Naoko Ohara[神奈川/一般]
大和製罐株式会社
●デザインコンセプト:商品の”日本酒を使ったハーブ酒”という独自性を表現するために、「和(日本酒)と洋(ハーブ)を感じるお酒」をコンセプトとし、組合せが美しく感じられるようなデザインを目指しました。具体的には①杉玉とハーブを組み合わせたロゴマーク、②日本の伝統文様「七宝」とハーブを掛け合わせた模様、③ワイン瓶にかけ和紙の組み合わせ を用いてコンセプトを表現しています。商品名は、ハーブらしさとターゲットである女性らしさが感じられるように「nanoha(なのは)」と名付けました。印刷は、透明な瓶に白インキと部分マット加工を用い、ハーブ酒の美しい色合いを引き立たせています。側面の模様のレースのような透け感が食卓に花を添えることで、ターゲットである”ハーブの持つ優雅でナチュラルなイメージに惹かれる女性たち”の心をつかむことを想定しています。
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奨励賞
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
高畑香奈
Kana Takahata[大分/学生]
大分県立芸術文化短期大学 専攻科造形専攻 1年
●デザインコンセプト:コンセプトは”モダンにかわいらしく”。椿油は主に美容のために使用することから、美容に気を使う若い女性をターゲットに、SNS等で話題になるような上品でかわいいデザインにした。ネーミングは、ジャパンブランドとして海外進出する際にも興味を持ってもらえるようあえて英字表記にした。日本語の響きは残すため「JUN TSUBAKI」のまま「油」だけ「OIL」と変更。ロゴタイプは従来の椿油ではなかなかないスタイリッシュさを出した。商品名の下に「気仙沼大島」と表記し、気仙沼大島で生産していることをアピール。要望に椿油の美しい色を出してほしいとあったので、半透明のラベルを起用し椿油がよりきれいに映えるよう製作。シンプルなイラストレーションで椿の花をお洒落にかわいく表現。キャップも鮮やかな椿色に染色し、部屋に飾っても映えるよう仕上げた。ボトルを収納する箱も制作。シンプルだけどかわいらしくモダンな雰囲気に。
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奨励賞
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
鳥居美咲
Misaki Torii[山形/一般]
進和ラベル印刷株式会社
●デザインコンセプト:椿油の色を生かし、美しく見せることを重視した包装形態にしています。
・品質の良いものを求める女性に手に取ってもらえるよう、またそんな女性にこの商品を贈りたい、と感じてもらえるように、「かわいらしさ」と「上品さ」を表現しようと考えました。瓶にはマット素材の透明ラベルを貼ることで、中身の色を生かしつつ、すりガラス加工のような上品さを。そこに椿柄をあしらい、女性に喜ばれるようなかわいらしさを出しました。
・日本伝統の「包む」という包装にすることで、日本らしさを。薄い和紙を使用することで、中の製品の色と椿の絵柄が淡く浮かび上がるようにし、上品さを出すとともに「何が入っているんだろう」と興味を引くようにしています。
・お土産として気軽に手に取ってもらえるよう、また飾っておきたくなるようなコンパクトなサイズにしました。
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学生優秀賞
青森:「イカメンチ揚げ」株式会社丸石沼田商店
梅木瑞穂
Mizuho Umeki[東京/学生]
東京工芸大学 デザイン学科 2年
●デザインコンセプト:イカメンチ揚げの、身近にありそうな「おいしそう」な感じを出すために、と全体的に色を赤の色味に近いものを使用しました。また、メインの具材で使われているイカをイラストレーションにしてイカメンチであることを強調するように意識し、パッケージ自体の形も個性を出すためにイカの形をイメージして作りました。商品のイカメンチ揚げを、素朴で親しみやすいという雰囲気を出すために小さめの筆文字で文章を書きました。
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学生優秀賞
宮城:「酪農家の手作りヨーグルト」株式会社ゼルコバドリーム
田川 晟
Sei Tagawa[神奈川/学生]
東京芸術大学 デザイン科 修士 1年
●デザインコンセプト:ヨーグルトのイメージに合わせてパッケージの紙は全てクラフト紙を使用している。クラフト紙は木の自然な色味をそのままに作られる、丈夫で美しい張りを持つ紙だ。私たちは普段意識せずに使用しているが、常用している用紙の白は漂白して作られた白である。クラフト紙を手にした時に感じるホッとする素朴さは、自然の色味だからこそ出せる味わいである。まさに今回のパッケージにピッタリだと思った。生乳のみを使用し、牛の育成から時間と手間をかけて作られたヨーグルトの持つ、素朴で風味豊な味わいを表現するのにピッタリだと思った。
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学生優秀賞
宮城:「伊達茶(煎茶・玄米茶)」株式会社矢部園茶舗
大澤奈央
Nao Osawa[千葉/学生]
東京工芸大学 芸術学部 デザイン学科
●デザインコンセプト:ターゲットは、特に女性を中心に日本茶の魅力を伝えたいとのことだったので、女性に手に取ってもらえるようなかわいいグラフィック、若い世代に買ってもらえるようなデザインにしました。一つ一つのグラフィックは、茶葉やお米、伊達の象徴的な三日月や家紋の竹、玄米茶に使われる品種米の「かぐや姫」から満月と竹、産地である桃生がモチーフです。煎茶には、茶葉や伊達のモチーフを多めに配置しました。玄米茶には、品種米の「かぐや姫」が使われているので、満月やお米、稲を配置して構成しました。 パッケージの形は、日本人に馴染み深い白銀比の比率で作りました。 ティーバッグは茶葉をモチーフにして、お茶を抽出している間も見た目を楽しめるように、かわいい形にしました。ティーバッグの茶葉には中央に線が入っていて、抽出した後に取り出すとお茶の色が縫い糸に付いて、葉脈に見えるようにしました。
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学生優秀賞
宮城:「伊達茶(煎茶・玄米茶)」株式会社矢部園茶舗
渡邉汐里
Shiori Watanabe[新潟/学生]
長岡造形大学
●デザインコンセプト:伊達茶のパッケージを考えるにあたり、他のお茶との差別化を図るため、産地や使用している玄米の特徴である川や霧、かぐや姫などのモチーフに着目しました。煎茶は山と川と霧を、玄米茶は月と稲穂と霧をモチーフにしています。中身は30グラムで、筒の中にアルミ包装が詰まっていることを想定しています。セット販売用は、透明な袋に煎茶と玄米茶の筒を入れてタグを付けました。若い女性に注目され、かつ伊達茶の伝統感やブランド感が出せるよう注意しました。
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学生優秀賞
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
杉原茉侑
Mayu Sugihara[京都/学生]
京都造形芸術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース 3年
●デザインコンセプト:ターゲットはヒアリングシートに記載されていた通り、気仙沼の椿油の良さを理解してくださる方、そして高価でも良いものを求める方です。椿屋本舗様の良質な純つばき油に見合った高級感のあるデザインを心がけました。また、ジャパンブランドとしての確立を目指すため、商品名を「純椿」と日本らしい漢字二文字で簡潔に表しました。家紋風のロゴは椿の実と種子を表現しています。外箱は椿のスリーブを外すと裏で種子から椿油がとれる様子が見えてくる仕組みになっています。椿の花の華やかさを表現するため、外箱のロゴはゴールドの箔押し、そして椿油の生産において大切な役割を担う椿の種子を、コストを抑えつつ大人な雰囲気を感じられるよう、シンプルなデザインで容器に印刷したいと考えています。成分表示は気仙沼大島の紹介などと一緒に別紙で印刷し箱の中に同封する事を想定しています。
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審査員賞(梅原真賞)
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
神崎 遥
Haruka Kanzaki[東京/学生]
桑沢デザイン研究所 ビジュアルデザインコース 2年
●デザインコンセプト:「椿油の美しい色がわかる容器を」ということでしたので、咲き乱れる亀山の椿を配置しました。部屋に置いておいても馴染みが良いようシンプ
ルなものを目指しています。箱を開けた時にその色の美しさが際立つよう、また、ヤブツバキ以外の余分なものを一切使用していないということを表現するため、外箱は墨と白の2色を使用しました。使用感に肌や髪が柔らかくなる印象を持ちましたので、柔らかい雰囲気の紙を使用しています。
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審査員賞(加藤芳夫賞)
岩手:「南部せんべい詰合せ」有限会社志賀煎餅
鈴木義也
Yoshiya Suzuki[神奈川/学生]
東京工芸大学
●デザインコンセプト:岩手県の折爪岳に住む神様オドテをコンセプトにデザインしました。企業様側の「若者層にも売っていきたい」というところに重点を置き、革新的で目を引くようなインパクトが出せるよう、注力しました。反省点としては、高級感や歴史について全く触れられなかったところです。
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審査員賞(左合ひとみ賞)
宮城:「純つばき油」椿屋本舗合同会社
釣瓶昂右
Kosuke Tsurube[東京/学生]
多摩美術大学
●デザインコンセプト:気仙沼大島の椿油は透き通った黄金色が印象的で、その色彩をデザインの核としました。パッケージの全体的要素にもその色彩バランスと色面を意識し、強さを引き出しています。曲線で構成されたフォルムには島で育ったという穏和感と、ジャパンブランドとしての堂々とした佇まいを表現しました。椿を紅ではなく黄金色で描くことで強調し、側面の色面は椿そのものから抽出された椿油、天然であるという意味を感じさせています。「油」という言葉をなくした「純椿」というネーミングには、天然無調整であり、純粋に本来の椿そのものが真っ先に思い浮かぶような感覚を伝えています。ロゴタイプは花の凛とした繊細さと高級感、信頼性をシャープな印象で与えました。
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審査員賞(日原広一賞)
宮城:「酪農家の手作りヨーグルト」株式会社ゼルコバドリーム
矢嶋大祐
Daisuke Yajima[東京/一般]
フリーランス
●デザインコンセプト:乳牛の快適性を追求した“トータルカウコンフォート”を一番の訴求のポイントと考え、一読すればその特性を感じとってもらえるよう、商品名を「シアワセなウシのお乳からつくったヨーグルト」と名付けました。牛がのびのび暮らす様子や、ヨーグルトのなめらかさを表現するため、丸みの帯びた有機的な形を使ってデザインしました。他社のヨーグルト製品では白を基調に青や緑を配色したものが多いので、それらとの差別化を図るためにも、淡いピンクを基本色に設定しました。乳牛たちの幸せそうな雰囲気をより演出できるかと思います。フタの下に柔らかい紙を挟み込み、波打つ紙の表情で、優しい味わい、ふわっとした食感の本商品を表現しています。天面からも商品の特性を伝えることができると思います。毎日食べられる、飽きのこない食品の特性から、ギフト箱は3個入りとしました。箱の仕様はその重量にも耐えられるものを想定しています。
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審査員賞(福島治賞)
宮城:「漁師赤間謹製 しおがまの藻塩 宮城の香り藻塩9種類」株式会社シーフーズあかま
若杉智也
Tomoya Wakasugi[東京/一般]
株式会社クーへン
●デザインコンセプト:天然素材だけを使った無添加製法で9つもの味に展開されるこの商品は、「塩竈の藻塩」である以上に漁師「赤間の塩」なのだという強い想いを感じ、ネーミングを「アカマソルト」としている。容器は、使いやすく少量でさまざまな味を試すことができ、視覚からも楽しめるよう、塩ビ(想定)の透明な円筒を選んだ。ふたは扱いやすいようスクリューキャップを、本体デザインは筒への直接印刷または透明フィルムを想定。フレーバーごとのイラストレーションを筒の下から上まで散りばめ、天然素材がぎゅっと詰まっていることを表現した。柄を大胆に扱うことで、小柄な商品ながら1つでも存在感あるものを目指した。ギフトボックスは9つの筒がぴったりと入る箱を使用し、9つの味を表現したイラストレーションが1つの円となり、宮城の香りを丸ごと楽しめることを表現した。商品に負けないように必要なものだけしか使わないシンプルなデザインを目指した。
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