日本のデザインシーンの「そのとき」を残す資料性、全国のデザイナーが1年間に行った優れた仕事の集大成を掲載する記録性、会員がアートディレクションする視覚性の三つが融合した年鑑『Graphic Design in Japan』を発行。収録作品のカテゴリーの広がりは、そのままグラフィックデザインの可能性の広がりを表しています。また、その年最も輝いたデザインとその制作者にスポットを当てる「亀倉雄策賞」「JAGDA賞」「JAGDA新人賞」を選出。質の高い日本のグラフィック作品を国内外に発信するとともに、デザインの持つ力や可能性を広く社会に伝える媒体として、その役割を果たしています。
JAGDA初代会長・亀倉雄策氏(1915〜1997)の功績をたたえて設立された賞。年齢・キャリアを問わず全ての年鑑出品者を対象とし、その年、最も輝いている作品とそのデザイナーに贈られます。
各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録していくことを、JAGDAの重要な活動の1つととらえ、2008年創設。年鑑出品作品の中から、各カテゴリーの高得票作品を対象として数作品を選出しています(ポスター、ジェネラルグラフィック、CI・VI・シンボル・ロゴ・タイプフェイス、ブック・エディトリアル、パッケージ、新聞広告・雑誌広告、環境・空間、インタラクティブデザイン、映像、複合)。
質の高い新鮮な作品をつくりだしている39歳以下のJAGDA会員に授与。デザイン界における若手クリエイターの登竜門として広く認知されています。1985年より受賞者の作品展も行い、全国を巡回しています。