体裁 : A4変形/120頁/カラー
発行年 : 2002年
テキスト執筆者:38名
装幀:太田徹也
カバー画像:福島 治、柴山信広
レイアウト:4D.COM
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ヴィジュアル・デザインの表現手段として、写真表現がある。とりあわけ広告の分野では、デザインと写真は、一体なものである。写真のもつリアリティ、その象徴性、幻想性は、ヴィジュアル・デザインの伝達手段として、直接に与える影響は大きい。写真表現は、映像表現とともにコミュニケーションの本質を示すことになる。ヴィジュアル・デザインを学び、思考する人たちにとって写真は、基礎的要素である。さらに、もうひとつの表現と展開がある。それはヴィジュアル・デザインが電子メディアによる情報通信網などの発達とともに、そのシェアを拡大していることである。それは、コンピュータ・グラフィックス(CG)である。このメディアは、すでに表現やデザインの方法を新しく見い出し、人々の生活、ライフスタイルを変え、その可能性は、多岐にわたり、今後ますます社会の中で世界レベルで増幅していくであろう。
ヴィジュアル・デザインは、CGの出現によって新時代を築きあげている。
この第5巻はコンピュータによってデザインするグラフィックワークを主として、タイポグラフィやイラストレーション、映像表現、Webなど、実際性をもとに、単に入門書にとどまらず、作品集としての性格づけを行い、編集している。
(※巻頭から抜粋)
序論 | CGの歴史 | 大口孝之 |
---|---|---|
第1章 グラフィック | ||
概論 | 柴山信弘 | |
1. 写真 | 所 幸則 + 伊藤美露 | |
2. タイポグラフィ | ミヤヂマタカフミ + 鈴木 功 | |
3. インフォメーション | 中川憲造 + 永原康史 | |
4. グラフィックアート | 勝井三雄 + 松下 計 + 鈴木 守 ゴーストランチスタジオ 加藤靖隆 |
|
5. イラストレーション | 檜山 巽 + エンライトメント ヒロ杉山 | |
6. キャラクター | 松浦季里 + 河原敏文 田中秀幸 + 沖 孝智 |
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7. エディトリアル | 向井裕一 + 佐藤直樹 | |
第2章 映像 | ||
概論 | 中谷日出 | |
1. モーショングラフィックス | タナカカツキ + 菱川勢一 | |
2. 映画 | オムニバスジャパン 首藤奉彦 スタジオジプリ 片塰満則 |
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3. ファインCG | 大場康雄 | |
第3章 インタラクティブ | ||
概論 | 宮崎光弘 | |
1. Web | 伊藤幸治 + 福井信蔵 + 4D.COM 柴山信弘 宮崎光弘 + コンセント 長谷川敦士 |
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2. インタラクティブ | 岩井俊雄+ 児玉幸子 東泉一郎 + 宇田敦子 |
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3. ゲーム | 松本弦人 + 斎藤由多加 | |
4. 携帯電話 | 立花ハジメ + 中村至男 | |
付録 | 世界のCG | 中谷日出 |
用語索引 | ||
執筆者紹介 |