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デザイン料金表

  1. デザイン料金表
  2. 制作料金算定基準
  3. 制作料金概念規定

制作料金概念規定

1-- 制作料金の概念

デザイン制作料とは、デザイン制作物の最初の打ち合わせから完成までに制作者が提供した役務(労働)への対価(作業料)と、制作のために実際に支出する経費(支出経費)および、完成した制作物がもたらすだろう付加価値の分け前(付加価値料)の3つを合計したものをいいます。

2-- 制作料金の構成要素

3-- 制作料金の算出式

以上の各項をまとめた制作料金の考え方を計算式として例示すると次の通りになります。

X = aY + b + aYZ + C

X = 制作料金
Y = 質的指数
Z = 量的指数
a = a作業料
b = b作業料
C = 支出経費

4-- 基準額と具体的運用

標準制作料金表の金額および質的指数の数値は、現時点で考えうる限りの多様なケースに対応するものとして算出した、いわば公正なモノサシですが、あくまでこれはモノサシであって、その現実への適用は当然ながら、当事者間の責任において行われます。

5-- 付帯作業料

会議打ち合わせ、調査、取材、校正、納品などの付帯作業については原則として支出経費として請求します。その金額は、同作業に要した制作者の時間を、11(時間料金)にもとづいて算出した金額を参考にして決めます。

6-- プレゼンテーション料

プレゼンテーションに要した作業および経費については、依頼されない自主プレゼンなどを除き、それがプレゼンテーション段階で終わってしまった制作物についても請求します。その場合、付加価値は発生せず、従って付加価値料はゼロとなりますが、ただし、プレゼンテーションをすること自体が一種の付加価値をもたらす場合(ex.代理店の開拓用プレゼン)などは、うべかりし付加価値料の10〜30%を請求することができます。また、依頼主側の事情で未完成に終わった制作物の場合も、これに準じて、その作業の進展状況に応じ、10〜50%の付加価値料を請求することができます。

7-- バリエーション料

バリエーションにおける作業料は、原則としてa作業料が80%、b作業料は100%、付加価値料は質的指数を0.5〜0.8にして算出した金額を参考にして決めます。

8-- リ・サイズ料

リ・サイズにおける作業料は、a作業料が70%、b作業料は100%、付加価値料は、質的指数を0.5〜0.8にして算出した金額を参考にして決めます。

9-- リピート料

リピートの場合は付加価値料のみの請求になりますが、具体的には下記のどちらかによることになります。

  1. 量的指数の前提が変化する場合、新たなる量的指数によって付加価値料を算出し直し、その差額を請求する。
  2. 量的指数の変化が明確でない場合は、バリエーションの付加価値料と同じく、質的指数を0.5〜0.8にして算出し、請求する。

10-- 特急、特殊の仕事

特急の仕事は、作業料のみ、a・b共20%upすることができます。ただし、付加価値料の算出は、up前の作業料によります。また、特殊の仕事については、ケースバイケースで作業料を10〜50%upすることができます。付加価値料に関しては特急仕事の場合と同様。

11-- 時間料金

時間料金は時間提供者の
平均年収×1/12(月収)×1/165(月当たり標準労働時間数)×2(標準人件費比率50%として)で算出することができます。
各職業毎の標準的制作者時間料金の参考値は、下記の通りになります。
10,000円(年収 1,000万)クリエイティブ・ディレクター/プロデューサー
8,000円(年収 800万)コピーディレクター/アートディレクター/CFディレクター/SPディレクター
5,000円(年収 500万)コピーライター/デザイナー
2,500円(年収 250万)アシスタント

12-- 基準額の調整

経済情勢の変動、消費者物価の変化などと共に実例も変化するので、原則として毎年、この標準制作料金表の金額を調整します。

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